Anthropicが2026年9月11日に公開した脅威レポートによると、中国Moonshot AIのチャットボット「Kimi」が、利用者の入力内容をAnthropicのClaudeに転送し、Claudeが生成した回答をあたかも自社モデルの回答であるかのように表示していた可能性があるとしています。Moonshotはやり取りの少なくとも一部を保存していたともされています。
10日間で約30万件のリクエストがAnthropicに転送され、大半がClaude Opusで処理されていたとのことです。転送された内容には企業の内部文書やデータベースアクセス用の認証情報が含まれていた可能性があると報告されています。
「利用者が自分の選んだAIとやり取りしているつもりでも、入力した企業情報や認証情報が別のAI事業者に渡っていた可能性がある」と評されています。レポートにはDeepSeekやXiaomi(MiMo)を含む中国の7つのAI研究組織が、Claudeの出力を大量収集してモデルの能力を真似る「蒸留」を試みていたとの記載もあります。
出典が伝えている要点
- Anthropicは2026年9月11日に脅威レポートを公開した
- レポートはMoonshot AIが開発するチャットボット「Kimi」に関する内容を含む
- MoonshotはKimiの利用者の入力をAnthropicのClaudeに転送していたとされる
- MoonshotはClaudeが生成した回答を利用者に表示していたとされる
- Moonshotはやり取りの少なくとも一部を保存していたとされる
- Moonshotから10日間で約30万件のリクエストがAnthropicに転送された
- 転送されたリクエストの大半がClaude Opusで処理された
- レポートには中国の7つのAI研究組織による不正な「蒸留」の試みが記載されている
- DeepSeekとXiaomi(MiMo)もレポートに名前が挙がっている
- 転送された内容には企業の内部文書やデータベースアクセス用の認証情報が含まれていたとされる
原文より
利用者が自分の選んだAIとやり取りしているつもりでも、入力した企業情報や認証情報が別のAI事業者に渡っていた可能性がある
MoonshotはClaudeの回答を利用者に表示し、やり取りの少なくとも一部を保存していた
出典: japan.cnet.com